みなさんこんにちはしだみ歯科です
今回からしだみ歯科コラムという形で歯の事 虫歯の事 歯周病の事 ホームケアの重要性 治療の種類と流れ 等々を分かりやすくご紹介したいと思います
自分自身のお口に興味と関心を持って頂くきっかけになれたら、と思ってコラムを作成していきますので、どうかお付き合いください
記念すべき第一回目のテーマは「歯を知ろう~構造編~」です🎉
初めに歯とはどの様な物なのかを知って頂く為に、歯と歯周組織の略図をお見せします
いかがでしょうか
小さな歯の中にこんなにも様々な構造があるんです
それでは各部位・構造の説明に移ります
目次
歯の各部分の名前と説明
歯冠部(しかんぶ)
歯ぐきから顔を出している部分です。
歯頚部(しけいぶ)
歯と歯ぐきの境目(詳しくは後述のエナメル質とセメント質がぶつかる箇所)です。
歯根部(しこんぶ)
歯ぐきに埋まっている根っこの部分です。
歯の部位や個人差によって根っこの数が違います。
エナメル質(えなめるしつ)
歯の表面を覆っており、人間の体の中で最も硬い組織です。
モース硬度(ダイヤモンドを10とした時)は6~7で水晶ほどの硬さを誇ります。削っても痛みは感じません。
セメント質(せめんとしつ)
歯根部表面を覆っている組織で歯根膜によって歯槽骨と結合しています。
象牙質(ぞうげしつ)
エナメル質とセメント質に覆われており、歯を形作る組織です。
全体に象牙細管という細かい管が入っており、エナメル質よりも柔らかいですが、骨よりは固いです。
削ったり、熱い物や冷たい物が触れた刺激で痛みを感じます。
歯髄(しずい)
血管・神経・リンパ管などからなる象牙質の中を満たす軟組織です。
俗に「歯の神経」と呼びます。
歯槽骨(しそうこつ)
歯を支える顎の骨で、スポンジ状の構造をしています。
歯根膜(しこんまく)
歯槽骨とセメント質を結合し歯が抜けるのを防いでくれる繊維の束です。
クッションの役割を持っており、別名は歯周靱帯といいます。
以上が歯と歯周組織の構造です
歯の構造は図や模型などで見たことがある人は多いと思いますが、この機会に是非名前と役割を覚えてみてくださいね
きっと歯医者さんに行くのが楽しくなるはずですから
2回目のテーマは「歯を知ろう~歯の数と種類編~」を予定しています
不定期更新ですが、更新した際はホームページのお知らせやSNS等で告知しますので、ぜひ見に来てくださいね
記事作成:しだみ歯科事務長